遠州瓦 箸置き 2個セット SUIGAシリーズ

遠州地方の土と兵庫県の瓦に適した土を特殊配合し、シリカを入れることで強度と浸透防止を確保。源土を約10年間風雨にさらすなどして熟成することにより、きめ細やかで良質な粘土が出来上がります。その粘土を、溶解する前の約1100℃の高温で長期間焼成することで、きめ細やかさを保ちながら強度を実現しました。

いぶし瓦の製法から開発された特殊な焼成法を駆使し、炭素を器の内部にまで浸透させることで、独特の「JAPAN BLACK」に仕上がります。

商品のバランスを日本の建築比率「白銀比・大和比」である1:1.4141:約7対5の比率にこだわり、商品の特徴 曲線部の曲率にも放物線や懸垂線を白銀比とのバランスの中から取り入れた事により、手に馴染み違和感の無いサイズ感、肌触りを実現しております。

形は日本瓦・和瓦の軒瓦をイメージ、「万十」部分の丸の中にはオリジナルの紋やマークをデザインしお箸を置く「垂」の部分には唐草文様など縁起の良い文様を組み込んでおります。

【遠州瓦とは】

静岡県袋井市で生産される装飾瓦。

駿府城築城の際、三河から瓦職人が移住してきたのが当地での瓦製造の起源と伝わる。

太田川、天竜川などの河川流域で産出する粘土を材料とし、特に良質なものは“遠州瓦”と呼ばれ高く評価された。その中で、遠州鬼瓦は屋根の棟の両端に置く鬼の顔を模した装飾瓦で、魔除けの意味も持つ。

袋井では現在も瓦を焼きあがりまで一貫して手づくりでおこなっており、製作工程の中で何度も磨き上げることで独特な銀色の光沢が生まれる、静岡県郷土工芸品。 

【瓦粋について】

創業明治38年、118年目を迎える、瓦の製造から施工販売を地元に根ざして展開。

100年を越える老舗企業として、みなさまに愛され瓦文化・日本建築文化の一助を担っている企業です。失われ行く日本の伝統文化を現代の日常に取り入れ瓦業界の発展と瓦文化の継承に繋がりを持たせたいという思いから、瓦粋四代目塚本勇人が完成させたシリーズが「粋瓦」（すいが）です。

「粋瓦」シリーズは、日本の瓦を守り後世に伝えるためにも食文化との融合を通じて自然素材である日本瓦本来の良さを再認識して頂き、日本文化には「瓦」が欠かせないこと、そして日本の原風景と日本人のアイデンティティーを取り戻して頂くためのきっかけ作りに繋げて行きたいと考え、文化の継承を意識したシリーズです。

主な受賞歴（一部抜粋）

内閣総理大臣表彰　ものづくり日本大賞

国土交通大臣顕彰　建設マスター

※K18Gにつきましては、予告なく価格が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

※全てに専用桐箱付き