京和傘 差し掛け 祭典傘
高貴な人や行事の主役に敬意を表すシンボルです。
格式ある祭礼を彩る伝統の美
差し掛け傘は、番傘をひと回り大きくした和傘。素の竹を割ったやや厚めの骨50本と長い竹柄を用いて、主に祭礼の場などで誰かに差し掛けるために作られています。竹骨の上には国産の手漉き和紙を張り、天然の亜麻仁油を引いて天日干しで乾燥させることで防水性を高めており、日除けとしてだけでなく、雨の日も安心してお使いいただけます。
高貴な人や行事の主役に敬意を表して
大陸から日本に傘が到来したのは平安時代のこと。当時の傘は魔除けや宗教行事に使われる神聖なものであり、従者が高貴な人に差し掛けていた様子が古い絵画などに残っています。そんな歴史を受け継ぐ差し掛け傘は、今でも寺社仏閣の行事を司る神主や僧侶、あるいは和装に身を包んだ花嫁のために差し掛けられることが多いものです。
ボリュームのある装束に身を包んだ神主や、大柄な力士が、自分の手で持って差すこともあります。神社では白が、お寺では赤が使われることが多いようですが、明確な決まりはありません。
【日吉屋とは】
日吉屋は伝統工芸「京和傘」の唯一の老舗として、百数十年にわたり伝統技術を継承しながら和傘を作り続けてきました。
「伝統は革新の連続」という信念のもと、和傘の持つ優れた構造や伝統美を活かし、日常生活の中で輝きを放つ洗練されたデザイン・インテリア商品をご提案しております。
人の手が創り出す、温かさと優しさ、繊細な美しさをお楽しみください。
サイズ |
φ1,360 × H1,240 mm |
重量 |
2kg |
素材 |
本体:国産手漉き和紙(五箇山和紙・越前和紙)、木製黒塗りor塗無白木仕上げ、1本柄 |
メーカー | 日吉屋 |
※ご使用上の注意
・傘をたたんで手で持ったり置いたりする際には、洋傘とは反対に頭を上に、柄を下にするのが基本です。頭を下にすると、水が傘の内部に入り込み破れやすくなります。
・使用した雨傘は、直射日光を避けて風通しのよい場所で陰干しし、しっかり乾かしてください。