京和傘 妻折野点傘
手持ちでも固定でも使えて、風景に和の彩りを添えます。
カーブした縁が雅やかな、和の大傘
妻折野点傘(つまおれのだてがさ)は古代中国より仏教と共に伝来したと言われている、和傘のルーツともいえる大傘です。傘の親骨の先端部分が湾曲している雅やかなシルエットと、内側にほどこされた多色の糸飾りが特徴。黒染めした竹骨と赤い和紙のコントラストが美しく、太陽の下で広げた時にもひときわあでやかです。
台に固定して使用するほか、手持ちで差し掛けることもでき、屋外で催される茶会や、神社仏閣での伝統行事、婚礼などに幅広く使われます。また旅館や和食店、旅先の休憩所などにも、風情のある和風インテリア空間を演出します。
妻折野点傘には、親骨の長さ別に2.5尺(直径1,400mm)、3尺(直径1,690mm)の2種類のサイズがあります。
・2.5尺:一番小ぶりな野点傘。小スペースでの利用に適しており、伝統行事等で人に差し掛ける目的でも使用される。柄はネジ式で2分割に分けて収納可能です。
・3尺:中間サイズの野点傘。場所を選ばず、汎用性の高い利用が可能。伝統行事等で人に差し掛ける目的でも使用されるが少し重さがある。柄はネジ式で2分割に分けて収納可能です。
黒染めした竹骨は、傘のサイズが大きくなるほど使用する本数が増え、1本の傘に対し親骨と小骨が50〜60対にもなります。竹骨の上には国産の手漉き和紙を貼り、天然の亜麻仁油を引いて、天日干しで乾燥させることで防水性を高めています。1本を製作するのに、熟練の職人でも3〜4週間はかかる大作です。
【日吉屋とは】
日吉屋は伝統工芸「京和傘」の唯一の老舗として、百数十年にわたり伝統技術を継承しながら和傘を作り続けてきました。
「伝統は革新の連続」という信念のもと、和傘の持つ優れた構造や伝統美を活かし、日常生活の中で輝きを放つ洗練されたデザイン・インテリア商品をご提案しております。
人の手が創り出す、温かさと優しさ、繊細な美しさをお楽しみください。
※傘袋つき
サイズ |
2.5尺:φ1,400 × H1,950 mm 3尺:φ1,690 × H2,300 mm |
重量 |
2.5尺:2.3kg 3尺:3.9kg |
素材 |
本体:国産手漉き和紙(五箇山和紙)、木製黒塗り、籐巻き、2本柄 |
メーカー | 日吉屋 |
※ご使用上の注意
・傘をたたんで手で持ったり置いたりする際には、洋傘とは反対に頭を上に、柄を下にするのが基本です。頭を下にすると、水が傘の内部に入り込み破れやすくなります。
・使用した雨傘は、直射日光を避けて風通しのよい場所で陰干しし、しっかり乾かしてください。