素筒 茶筒 無地皮
秋田県の伝統的工芸品「樺細工」は、世界でも珍しい山桜の樹皮を木地の表面に張ったもの又は積層状に貼り重ねた樹皮を彫刻したもので、独特な技法により山桜の樹皮の特有な美しさを表現した製品です。
樺細工というと「白樺」を連想されますが、樺細工の材料となる樹皮は山桜と称するもので「ヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ」の樹皮を使用している。
型もので作られた筒を素のまま用いた藤木伝四郎商店オリジナルの茶筒です。
外筒には山桜の樹皮の表面を研磨した無地皮を使用しており、研磨されると現れる桜皮の節の独特の表情をお楽しみいただけます。また、日々、手沢によって光沢が増し、使い込むほどに落ち着いた色味に変化していきます。
茶筒では、唯一「型もの」で作られていなかった内蓋のつまみを省くことで、よりシンプルな意匠となっただけではなく、茶葉を急須に入れる際に内蓋を茶箕の代わりに使うことができるようになっています。
デザイン:山田佳一朗
※自然素材を使用しているため、ひとつひとつ節模様のつき方や色合いが異なります。また、できるだけ実際の商品に近づけるように努めておりますが、撮影条件やお客様がお使いのパソコンやスマートフォンにより、色味や質感が実物とは異なって見える場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 樺細工の中でも研磨仕上げの製品は、お客様に素材本来の質感をお楽しみいただきたいという理由から、塗装を行なっておりません。そのため、水分はできる限り避けてください。万が一、水分が付いてしまった際は、柔らかい、乾いた布ですぐに拭き取ってください。
- 水洗いは、表面の皮のはがれ、製品全体の歪みの原因となりますので避けてください。
- 身と蓋の継ぎ目を合わせて蓋を閉めてください。身も蓋も、1本の木型を用いて作られているため、継ぎ目を合わせるとスムーズに閉まります。
- ひとつひとつが手仕事であるため、外蓋・内蓋の閉まり具合には多少の個体差が生じる場合がありますので、ご了承ください。
- 茶筒は適度な湿度を保ち、茶葉を良い状態で保存できます。
サイズ |
M 直径 : 8.3 × 高さ 9.3 cm L 直径 : 8.3 × 高さ 12 cm |
茶葉容量 |
M 100g L 150g |
素材 | 桜皮、天然木 |
仕上げ | 研磨 |