



甲州印伝 小銭入れ 白詰草
長い歴史を重ねてきた山梨・甲府の革工芸「甲州印伝」。鹿革に漆で文様を描き出すその技は、美しさと実用を兼ね備え、今日まで多くの方に愛されてきました。
その伝統の技が、新たな柄「白詰草(しろつめくさ)」として誕生しました。紺色の鹿革をベースに、やさしいパステルグリーンの更紗模様で三つ葉と花が描かれ、白漆でアクセントを添えています。葉の間には幸運を象徴する四つ葉クローバーがさりげなく隠されており、使うたびに探す楽しみも感じられます。
この「白詰草」柄は、まるで野原に咲く清らかな野花のような佇まい。特別な日というよりも、何気ない日常にふとした幸せを添えてくれる存在として、財布や名刺入れ、小物など多彩なアイテムに展開されています。
素材には、高級鹿革を使用。自然な表情を残しながら丁寧に仕上げられた革の質感を、細やかな漆の文様が引き立てます。年代を重ねるごとに革の風合いが増し、「印伝」ならではの味わいが深まっていくのも魅力です。
【甲州印伝とは】
山梨県甲府市で400年以上前から伝わる革工芸品。
鹿革に漆で模様を付ける独自の加工方法が特徴です。
鹿革は柔軟性と強度を兼ね備えていることから、戦国時代には、鹿革をいぶして色付けする「燻べ技法」、一色ごとに型紙で色を重ねる「更紗技法」を用いた鎧や兜などの武具にも使用されました。
印伝の由来は、外国人によって印度装飾革が幕府に献上された際に名付けられたと伝えられています。その後国産化されて「印伝」と呼ばれるようになりました。
印伝の製法は江戸時代に各地で行われましたが、現在は甲州印伝のみとなりました。
【お取り扱い上のご注意】
鹿革本来の風合いを活かすため、漆・更紗以外の加工は施しておりません。したがって次のような特徴があります。
・強く折り曲げたり、硬いものと接触すると漆や模様が部分的にはがれることがあります。
・水分による染みは、元に戻すことはできませんのでご注意ください。また、水分を含んだ状態でご使用されると衣類に色移りする場合がございます。
・自然素材を用いているため模様の位置に個体差が生じる場合がございます。
・保管をする際は、直射日光や高温多湿をさけてください。
| サイズ | 幅 : 65 × 奥行 : 30 × 高さ : 85 (mm) |
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重さ |
40g |
| 仕様 |
口前はがま口 |
| 材質 |
表 : 鹿革・漆・鉄(口金) 裏 : 塩化ビニール |
| メーカー |
印傳屋 |
