【受注生産】四曲小屏風 雲龍図
※お届けまで約3ヶ月
海北友松の「雲龍図」がモチーフの迫力ある屏風。銀箔に水墨画のタッチで描いた本格派です。
迫力の龍を描いた屏風
海北友松「雲龍図」より引用海北友松(一五三三年?一六一五年)京都建仁寺蔵「雲龍図」より引用して描いた屏風です。現在は8幅の軸装ですが、昭和9年に室戸台風で大方丈が倒壊するまで、壁に嵌め込まれ、二匹の阿吽の龍が相対峙していた作品をモチーフにしています。
阿吽の龍のうち、阿行の龍を描いたこの屏風は銀を背景に海北友松の濃淡の簡略な線を描く筆使いと、墨による柔らかなにじみを活かしたふくらみとのバランスが豊かな表現する作風をそのままに引用しました。
手押しの銀箔を背景に
昔ながらの表装技法を大切に仕上げた屏風です。和紙に銀箔を一枚一枚、熟練の職人が丁寧に貼って仕上げています。
墨と立体的な技法で描いた龍
その阿形の龍をモチーフにし、水墨画のタッチをそのままに描きました。銀箔地に目の部分を盛り上げ技法で仕上げ、銀箔をベースに墨で描かれた迫力の龍です。
手書きの迫力
一点一点、銀箔を背景に迫力のある龍を墨絵で描いています。微妙な濃淡や、かすれ具合は手書きならではの味わいです。
【金箔とは】
日本の金箔は99%以上が金沢で作られています。
金沢で金箔が初めて作られたのは、加賀藩の藩祖前田利家公が、豊臣秀吉より朝鮮の役の際に命を受けた文禄2年(1593年)と言われています。
また、金箔が金沢で高いシェアを誇る理由として、幕府から箔打ち禁止令が出ている中でも、加賀藩の細工所を中心に箔の隠し打ちが続けられていきた結果、限られた材料で量と質を求める技術が研鑽され、優秀な技術が培われてきたからと言われています。
金箔はおよそ1万分の1〜2mmの薄さです。約2gの金を畳一畳分の大きさまで延ばすと、1万分の1mmという薄さとなります。極限の薄さまで延ばすには、卓越された職人技と、金箔づくりを左右すると言われている紙仕込み、金箔づくりに適した気候などあらゆる要素が必要とされています。加賀百万石の時代から400年以上の時を越え、金沢の地に継承されてきました。
【箔一とは】
箔一は日本の伝統『金箔』に誇りを持ち、『金箔』を軸とし、日本の伝統に根ざしたものづくりを大切にしています。
創業より40年以上を経て、市場に合わせ革新的な技術開発を行ってきた結果、現在は6つの専門分野(「工芸品」「化粧品」「食用金箔」「建築装飾」「箔材料」「文化観光」)を確立致しました。各分野における専門性を高めていく中で、金箔の魅力は日本国内のみならず、いまや海外においても認められています。
※手作りのため、多少風合いが異なる場合がございます。
※色あせや変色の可能性がありますので、 直射日光が当たらない場所に設置、保管することをお勧めいたします。
※商品を飾り付けの際は、同封の手袋をお使いください。
※高温多湿の場所、または極度に乾燥した場所への飾り付けや保管は商品が傷む原因になります。
※紙で出来ておりますので、ぬれた手や強く商品に触れると破れる恐れがあります。
サイズ |
本体:W1600 × H900 × D30 (mm) 梱包:W940 × H185 × D45 (mm) |
重量 | 14kg |
素材 | 銀箔・墨絵 |
メーカー | 箔一 |