旭川家具 KESHIKI時計
端材から生まれる”景色”
製品を作る際に出る端材をランダムに積み重ねた(接いだ)時計です。
通常は使用されないウォルナット材の端の白太も含める事で生まれた濃淡が、水平線や地層のような“景色”を思わせる盤面です。
木目の模様の面白さを損なわないよう文字盤のないフラットな盤面で、中央の水平なハギ目が時刻を読む手掛かりにもなります。
材料の個性を生かしたKESHIKI時計はひとつとして同じものが無くまさに、世界に一つだけの表情を見せてくれる特別な時計。
始まりは工房スタッフの提案から(KESHIKI時計開発担当のお話し)
ある日「エントランススツールの端材でこんな物が出来るけど製品にならない?」工房スタッフからウォルナットの端材を接着したブロックを見せられたのが始まりでした。
ウォルナット材は茶色い木肌が特徴だが、木の外周の皮に近い部分は白くこの部分を「白太」と呼び、通常はこの白太の内側をギリギリの所で避けてカットして材料を取るが、そうした過程で避けられた部分だけを接着してブロックにしたものでした。
厚み4cm、幅13cm、幅60cmのそのブロックはなんとも言えない魅力があり、デスクから少し離れたテーブルに置いて時々眺めていました。数日たって、そのブロックを正方形にカットして塗装をしてみると「美しさ」が際立ち、この材料の良さを一番引き出せるのは「時計」だと思いました。
大きな製品にすると、全体の中では縞模様のように見えてしまうが、小さくカットする事で、ランダムな木目が地層や風景のように感じられ、盤面が主役の時計にするのが良いと結論して、このKESHIKI時計が生まれました。 時刻の表示の掘り込みを入れる事も考えたが、製品の形ではなくこの美しい木目を主役にして木目の“景色”をたのしめるフラットな盤面にしました。
【旭川家具とは】
北海道大雪山系の森の木を伐り出し、生活の道具をつくり始めたのが、旭川家具の発祥です。一世紀を超える時を重ね、旭川市を中心とした東川町、東神楽町、当麻町一帯は、日本5大家具産地の一つに数えられる「家具の聖地」となりました。
【コサインとは】
株式会社コサインは、1988年に自然豊かな北海道旭川市で設立された家具メーカーです。創業時の4名のクラフトマンが、「家具を作る際に出る木の切れ端を無駄にしない」という理念を掲げ、木の生活道具の製造を始めました。
旭川の豊かな自然と職人の技術を活かし、お客様の暮らしに木のぬくもりをお届けしています。
サイズ |
幅12.5×奥行5×高さ12.5cm |
重量 |
約350g |
素材 |
ウォルナット |
付属 | 単三マンガン電池1個・壁掛け用ネジ |
取扱説明書 | KESHIKI時計 |