






琉球漆器 堆錦 梅ぐい呑み
南国の伝統美と縁起を手のひらに
沖縄の豊かな自然と風土の中で育まれた「琉球漆器」の逸品、堆錦(ついきん)技法で仕上げた梅模様のぐい呑みです。
堆錦とは、色漆を重ねて練り上げた板から文様を切り抜き、器に貼り付けていく沖縄独自の装飾技法で、その立体的で華やかな意匠が特徴です。
梅は古くから「厳しい寒さに耐えて花を咲かせる」ことから、忍耐・希望・繁栄の象徴とされ、日本では縁起の良い花として親しまれてきました。
新年の祝い酒や節目のひとときに、福を招くモチーフとしてぴったりの器です。
また、沖縄の高温多湿な気候の中でも耐久性を保てるよう、何重にも塗り重ねた漆によって堅牢に仕上げられています。これは、沖縄ならではの湿度対策の知恵と職人の工夫の結晶です。
手のひらに収まる小さな器には、沖縄の風土と伝統が凝縮されています。
特別な一杯に、ぜひお選びください。
(角萬漆器について)
― 明治四十二年創業、受け継がれる漆の美 ―
明治四十二年(1909年)に創業した角萬漆器は、百余年にわたり漆と向き合い、伝統と革新を融合させながら、暮らしに寄り添う器を作り続けてまいりました。
現在では創業115年以上。その歴史の中で積み重ねられた技と心が、ひとつひとつの漆器に息づいています。
素材の選定から塗り、仕上げに至るまで、すべての工程において丁寧な手仕事がなされ、日々の道具でありながら、使う人の心を静かに満たす「用の美」を追求しています。
古き良き伝統技法を大切に守りつつ、現代の感性にも寄り添うしつらえは、和洋問わずさまざまな空間や食卓に自然と馴染み、時代を超えて愛される存在です。
角萬漆器は、使い手とともに時を重ね、艶と味わいを深めていく器。
それは、日々の暮らしを丁寧に紡ぐ方々へお届けしたい、誠実なものづくりの結晶です。
※専用の桐箱に入れてお届けいたします
※職人による手作りのため、商品によってサイズ・色味の若干の誤差がございます。あらかじめご了承ください。
サイズ |
W65×D65×H45 (mm) |
素材 |
シタマギ(和名:エゴノキ)・漆 |
箱仕様 | 桐 |